注文住宅では人によって拘っているポイントが違うと思いますが、あまりにも力を入れすぎると「思っていたのと違う!!」なんてことにもなりますよね。そこで今回は私自身が注文住宅で「期待通りであった点」と「後悔している点」をご紹介します。
2階のベランダはいらない
当たり前のように提案されるベランダは本当に必要なのか
流れ作業のように決められていく図面。
ここはどうしますか、どれくらいのサイズにしますか。
あまり考えていないと無難な内容を選択していきますよね。
大半の人であれば「和室、いるかな〜」くらいの選択は考えると思いますが、「ベランダがない家」なんて、なかなか想像できないですよね。一人暮らしのマンションくらいならたまに見かけますが、一戸建てでベランダがないなんてほとんどみたことがないですよね。
しかし、そこにも問題意識を持って欲しいのです。
ベランダって、本当に必要ですか?
私の現在の回答は「ベランダは必要なかった」です。
なぜ、不要なのか、また存在することによってどんな問題が生じるのでしょうか。
ドラム式洗濯機と、布団乾燥機があれば、ベランダは不要
このように表現すると、「結局お金で解決するんかい!」と思われがちですが、ドラム式洗濯機はもう手放すことができないくらい重宝している家電製品です!
ドラム式洗濯機については、利用されてる方が増えてきていますね。確かに値段はそれなりですが、型落ち品であれば15万円程度で買うことができます。
また、布団乾燥機についてはあまり知られていないかもしれませんが、こちらは値段も安く、使い勝手も非常に良いです。個人的におすすめなのは、このアイリスオーヤマの布団乾燥機ですが、価格も1万円程度で、1時間程度使うと天日干ししたようないい匂いが布団から出てきます! この商品が思っていた以上に良かったので、本当に布団は干さなくなりました。一人暮らししていたときには、毎週末にお布団を干すのが楽しかったのですが。。。15分のあたためモードを使うと、冬場に布団の中を温めておけるので毎日使っていました。これを導入してから寝室の暖房も使わなくなったので、個人的にはかなりおすすめです!
ベランダは雨漏りリスク
もちろんベランダは防水加工がされていますが、屋根や外壁に比べたら耐久性が低いのは当然のことですね。大半のベランダは1階リビングの上に位置していますが、10年以上使用していると表面が劣化して雨漏りに繋がり、リビングにしみ出す例も少なくありません。
「本当かよ!?」って思う方は、「ベランダ 雨漏り」でGoogle検索してみるといろいろと事例が出てきますので、ご参考にしてみてください。
ベランダ作らなければよかった・・・
はい、私は「ベランダがない家なんてありえないっしょ」と思っていたので、なんの疑問も持たずに作りましたが、結局3回程度しか使っておらず、布団乾燥機を購入してからは一度も使っていません。ベランダがあることによって、排水溝を掃除する手間も増え、長期的には雨漏りリスクにもなるので、これは失敗したなと思いました。建売住宅の場合は選択肢がありませんが、注文住宅であれば「ベランダなし」の選択はありかなと思います!
勝手口はいらない
勝手口があるとリスクが2倍に
勝手口は玄関ドアに比べて作りがシンプルであったり、目立たない場所にあったり、泥棒から狙われることが多いようです。玄関ドアに比べると機能面で劣るため、防犯ガラスや二重鍵にするなどすることで費用もかさみますが、管理しなければならない鍵の数も増えるため、泥棒リスクが増えてきます。
当然のことですが、入口が増えればその分だけ外から入りやすくなるため、わざわざ入口を増やす必要はないかなと個人的に思っています。
ゴミ出しのための入口?
もちろん住環境によって目的は異なると思いますが、大半のご家庭の場合は、ゴミ出しや荷物の搬入に使用されているケースが多いようです。「勝手口 用途」と検索してみると、概ね以下のことがヒットしました。
・家事を集中して1箇所でこなすには便利
・ゴミ出しに便利
・荷物の搬入に便利
・採光と風通し
これ、わざわざ勝手口を作ってまで実現する必要はあるのでしょうか。ゴミ出しは玄関ドアからすればいいように思いますし、「採光・風通し」なんて窓で十分ですよね。
導入しないで正解だったと思っています。
私は勝手口を作らずに、キッチン横に小窓を作ったのみですが、全く後悔していません。個人的には勝手口はなくて正解だった
和室いらない
玄関ドアは「スマートキー」タイプ
メリットしかないスマートキー
これについては先日記事にしていますので、詳しくは こちら をご参照ください。
標準仕様に含まれていない場合は、オプションで追加しても後悔はないと思います!
簡単にまとめると、以下のようになります。
リビング窓の断熱性能
冬の寒さ、夏の暑さの7割の原因
「日本の住宅の断熱性能は、諸外国に比べて遅れている」とよく言われます。人によって意見が変わるところではありますが、日本の住宅の絶対値として、窓からの寒気、暖気のが暑さ・寒さの原因になっていることが多いようです。私も住宅購入前は「夏は涼しく、冬は暖かい」と言われて購入はしましたが、冬はそれなりに寒かったので断熱について調べることが増えたくらいです。営業の方が言っていたことも嘘ではないと思いますが、どの程度の気温で「暑い」「寒い」と感じるかは人によって違うため、事前に調べておいても良さそうなポイントです。
窓の断熱性能は、外壁の1/5
日栄商事の標準仕様で導入されている製品で、断熱性能の基準になると言われる「U値」がいくつになるのか、調べてみました。(U値は値が小さいほど断熱性能が優れています)
値を比較すると単純に断熱性能に5倍の違いがあり、リビングに大きな窓を設置している一般的な住宅の場合は、窓から暖気、冷気が逃げていってしまいます。外壁の断熱、日射遮蔽・取得などの方法もありますが、窓断熱のコスパが一番高いと言われているため、窓の断熱性能は高めてみても良いのかなと思います。
もっと断熱性能について勉強しておけばよかった
率直な感想です。「それなりに暖かいんだろうな」と期待していて、確かに「それなり」には暖かかったものの、「ポカポカする」ような暖かさはありませんでした。エアコン+気化式加湿器で来年はどこまで真冬を楽しめるか実験してみますが、窓断熱はどこかのタイミングでリフォームしようと思っています。
食洗機は「深型」一択
機能より、サイズ
注文住宅の場合も、建売住宅の場合も最近では食洗機がビルドインされているタイプが多いですね。実家では据え置き型、結婚してからは据え置き型とビルドイン型の両方を使用していますが、総合的にみて一番大事だと思うのは「サイズ」です!
洋服と似たようなイメージなのですが、どれだけ高機能、おしゃれなデザインであったとしても、サイズが合わない洋服って着なくなっていきますよね。これと同じような感覚があるなと思っていまして、「家族全員分の食器が一度に洗えない、フライパンや鍋が入らない食洗機は使わなくなる」場合が多いです。
私の友人だけではなく、ブログやYouTubeでも多く見かける後悔ポイントのようです。
特に評判を聞いていたわけではありませんが、「据え置き型に比べて明らかにビルドインはサイズが小さい」と感じていたため、自分で注文するときには迷わず「深型」を選択しました。これは本当に正解でした。
洗浄能力なメーカーによって異なる
「深型」で満足はしているのですが、洗浄能力では少々、いや、結構不満があります。
我が家で使用している「三菱電機」製の食洗機は「静音性は素晴らしいけど、洗浄力はイマイチ」です。全部完璧な食洗機はなかなか見つかりませんね。以前使用していたPanasonicの据え置き型は、「爆音だけど洗浄力は完璧」でした。
三菱電気のビルドイン食洗機はどの品番でも似たようなレビュー(静かだけど汚れ落ちにくい)が多いため、メーカーごとに特色があるようです。選択できる場合は事前にメーカーの特徴を抑えて選択した方が良さそうです。
今回の内容は以上です!
ありがとうございました!
コメント